採寸

採寸について
犬の車椅子(歩行器)は、ご利用になる愛犬に合ったサイズが必須です。サイズが合っていない車椅子を使用した場合は、怪我
や症状の悪化にもつながりますので十分ご注意ください。またご自身で採寸する場合は、最低でも同じ部位を3回以上測ってください。四肢の角度が異なるだけでお腹の長さなどはすぐに変わってしまいます。
や症状の悪化にもつながりますので十分ご注意ください。またご自身で採寸する場合は、最低でも同じ部位を3回以上測ってください。四肢の角度が異なるだけでお腹の長さなどはすぐに変わってしまいます。
- 採寸時の注意点
- 人数:
- できるかぎり2人でご対応ください。
- 後肢の高さ:
- 後肢の長さは、股を吊り上げた状態で、2輪で後肢を使って歩かせたい場合は、踏ん張りがきく高さ(低め)、後肢が完全に麻痺している場合は、適度につま先が付く程度(高め)に、4輪の場合はゆっくりと体を預けられる程度の高さ(低め)が理想的になります。
- ※極端なサイズ間違いは別途調整料金が発生します。

①:お腹の長さ
極力地面に対して90度直角に立った状態で測ってください。前のめりや後ろのめり、背中が曲がっているなどの状態で測るとかなりの誤差がでます。
2輪の場合は、それぞれのベルトの位置。また4輪の場合は前肢サポーターなどの位置が決まる重要項目です。

②:太股の幅
後肢の太股幅です。一番太くなっている付け根部分を測ってください。
車椅子の脚輪に余裕をもって収まるように多少大きめで大丈夫です。

③:胴回り
胴回りは一番太い部分で測ってください。
余裕をもって多少大きめで大丈夫です。

④:後肢股下
股下から地面までの高さを測ります。タオルやホースを使用して吊り上げてやることで
ある程度正確な高さが図れます。
ある程度正確な高さが図れます。
これが最も難しい部位です。タオルなどで優しく吊り上げてゆっくりと降ろしながら足先、肉球がつくような高さを確認します。2輪車で後肢が完全麻痺しているk場合は少しだけ足先が付く程度に、後肢も歩行できる可能性があれば最も体重が掛かりやすい高さに(老犬の場合はかるく膝が曲がって踏ん張りがきく高さ)します。

- タオルを使った吊り上げ-1
2本のタオルを細く折りたたんで組み合わせます。

- タオルを使った吊り上げ-2
優しくゆっくりと吊り上げ、愛犬が最も踏ん張りが利く高さまで降ろしていきます。(2輪で後肢麻痺な場合は、つま先が付く程度高めで大丈夫です)若い犬と老犬では脚の長さが同じでも、この高さが全く異なります。

- タオルを使った吊り上げ-3
2の状態でA:タオル下から地面、B:タオルの厚みを測ります。最終的に④の股下はA+Bになります。

⑤:幅
胸、お腹、お尻の部分で最も広い部位を測ります。
段ボールなどで軽く犬を挟み込むと測りやすくなります。このサイズが実寸より小さいと車椅子に入らなくなります。